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【6月になりました】

2021.06.01

6月になりました。

今年が始まりあっという間に半年が経過しようとしています。

コロナ禍の今、我慢の日々で本来当たり前に行えていたことが難しくなってしまい、普通の日々がどれだけ幸せなことだったのかと考えさせられます。

そうはいっても、私たちに出来る小さくても大きな感染対策をしっかりと行いながら、一刻も早くあの日々に戻れるように過ごしていきたいと思います。

 

今月は、意外と知らない食べ合わせについて書いていこうと思います。

簡単に説明すると、食べ合わせとは食材の組み合わせによっては、本来食材が持っている以上の効果が得られたり、反対に食べ合わせの悪い組み合わせでは、消化不良を起こしやすくなってしまったり、食材のもつ栄養素の吸収を阻害してしまったりすることをいいます。

そこで食べ合わせの良い物、悪い物をご紹介していきます。

 

<食べ合わせの良い物>

(1)とんかつ+キャベツ

お店でとんかつを注文すると必ずと言えるほどキャベツが添えられていますよね。

キャベツにはビタミンUが含まれており、ビタミンUには胃腸を保護する働きもあり、

これがとんかつの油分から起こる胃もたれを抑えてくれるようです。

(2)ほうれん草+ごま

ほうれん草にはビタミンCが豊富に含まれており、ごまに含まれるビタミンEと合わさることで相乗効果をもたらし、抗酸化作用を高めます。

(3)寿司+ガリ

ガリには殺菌効果があります。生魚の毒を消す効果があり、食中毒を防いでくれたり、胃の働きを助け、消化を促進してくれます。

(4)漬物+豆腐

漬物には塩分が多く含まれているので、漬物を食べるときは豆腐や、トマトなどカリウムの多い食材を同時に食べると良いです。カリウムには塩分を体外に排出する働きがあります。

(5)豆腐+わかめ

大豆にはサポニンという成分が多く含まれており、動脈硬化を促進する過酸化脂質ができるのを防ぎ、分解を促進してくれます。大豆にはビタミンB1、ビタミンEをはじめ鉄分、カルシウム、ミネラルなども豊富ですが、ヨウ素を排出してしまう欠点があるので、ヨウ素を含む海藻類を同時に食べると良いです。

(6)刺身+ツマ

大根に含まれているジアスターゼは消化を助けてくれます。

また海藻に含まれる、フコイダンが血液の粘性をアップして高血圧を防ぎます。

魚は栄養価が高く低脂肪なので肥満予防にも効果的で、海藻と合わせることで生活習慣病の予防にも効果的です。

(7)豚肉+ニンニク・たまねぎ

豚肉には新陳代謝の促進や、疲労回復にも役立つビタミンB1が多く含まれているのですが、ビタミンB1にはストレスを感じると尿中に排泄されてしまうという欠点があります。一方、たまねぎやニンニクに含まれるアリル化合物はビタミンB1と結合して、ビタミンB1を単体で摂るよりも安定して代謝を行うことから相性が良いです。

(8)ビール+枝豆

枝豆は栄養素も高く、ビタミンB1、ビタミンB2などたくさんの成分が含まれていますが、アルコールから肝臓を守ってくれるメチオニンが含まれていることからまさにおすすめの組み合わせと言えます。

 

<食べ合わせの悪い物>

(1)トマト+きゅうり

トマトに含まれるビタミンCは癌や脳卒中、心臓疾患などを阻止してくれますが、きゅうりに含まれるアスコルビナーゼにはビタミンCを壊す作用があります。

また共に体を冷やす作用があります。

(2)エビ+レモン

エビフライやエビの唐揚げなど、レモンをかけるというイメージがありますが、実はエビに含まれる銅がレモンのビタミンCを酸化させてしまい毒素を発生させてしまうようです。

(3)しらす+大根

これもよくある組み合わせですが、しらすに含まれる必須アミノ酸の一種であるリジンの吸収を大根が阻害してしまうようです。

ただお酢をかければ大丈夫なようなのでポン酢などをかけると良いでしょう。

(4)卵+納豆

納豆と卵の組み合わせは定番ともいえますが、実は生卵はよくありません。

納豆にはビオチンという健康成分が多いのですが、卵の卵白にあるアビジンがビオチンの吸収を阻害してしまうのです。卵を加熱して白身が固まるとアビジンは作用を失うため、温泉卵で組み合わせると良いでしょう。

(5)レンコン+大豆

レンコンは大豆の鉄分などの吸収を邪魔してしまい、同時に食べることで腸内環境が悪くなってしまいます。

(6)パイン+牛乳

一見フルーツ牛乳に出来そうですが、パインは消化器系の内蔵を冷やしてしまい、牛乳は便通を良くします。そのため、一緒に摂取すると便通が促進されすぎてしまうので、特に胃腸が弱かったり、冷え性の人は注意が必要です。

(7)さつまいも+バナナ

さつまいもには不溶性食物繊維が多く含まれていますが、これには胃腸の内部で膨らむという性質があります。そうした状態のときに体を冷やすバナナを食べると消化器系の働きが弱くなってしまい、お腹が張り、腹痛を起こす恐れがあります。

(8)紅茶+レモン

紅茶に含まれるカフェインとレモンに残留する防カビ剤が反応することにより、発がん性物質を発生させる危険があります。国内産のレモンは安全ですが、海外から輸入されたレモンは皮に防カビ剤が残っていることが多いので注意が必要です。

 

 

食べ合わせの良い物、悪い物を紹介してきましたが、はっと驚くような食べ合わせもありました。知っていると得するこのような些細な組み合わせを意識していくことで、体にとって良いことをしていきたいものですよね。

食べ合わせが悪いとされている組み合わせでも、食材によっては加熱調理したり、お酢などをかければ大丈夫、といったものもあります。

栄養を逃がさずしっかり摂るためにも、食べ合わせや食べ方にも気をつけたいですよね。

 

それでは、6月も皆様の毎日がキラキラしたものになりますように・・・。

 

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