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【5月になりました】

2021.05.01

5月になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
ピクシーでは、引き続きコロナ対策を徹底しながらスタッフ一同、元気に営業して参ります。
あっという間に5月になり、ゴールデンウイークもありますが、まだまだコロナ禍の今、
例年通りの過ごし方は出来ませんが、適度なリフレッシュをしながら今月も元気に過ごしていきましょう。

 

さて、5月といえば、五月病の症状に悩まれる方もいるかと思います。
新年度を迎え、新社会人として新たな一歩を踏み出す方、地方から上京して大学生活を
スタートさせる方、転職して心機一転、新しい環境で仕事をする方など、多くの人が新生活をスタートさせるのが4月ですが、ゴールデンウイークを過ぎたあたりで何故だがやる気が出なかったり、自分自身をふさぎ込んでしまうような症状が出る方がいます。
これがいわゆる五月病と言われるものです。
そこで、今月は五月病について書いていきたいと思います。

 

【五月病とは】
五月病とは、あくまでも通称で医学的な病名ではありません。
大きな生活の変化の後で、体に不調が生じた場合を“五月病”と呼ぶようになったそうです。
五月病は、ゴールデンウイークを過ぎたあたりで発症するうつ症状を指します。
以前は、新入社員や新社会人に多く見られていましたが、現在では転勤や転職、部署移動
など新しい環境に変わる、中高年の方々にも増えているそうです。

 

【五月病の主な原因】
主な原因と言われているのは、新しい環境になった事での緊張や疲労などのストレスが関係しているそうです。
今までとは違う環境になった事で、気を張って生活していたり、生活のリズムが急に変化したことで十分な睡眠時間が取れなくなったりという事の日々の積み重ねによって発症します。
五月病は誰にでも起こりうる可能性はありますが、以下のような環境の変化があった方がよりなりやすいと言われています。

 

・この春に高校、大学に入学した
・この春に就職、異動、転勤、転職した
・昇進して新しい仕事を任された
・仕事の繁忙期で残業が続いていた
・生活リズムが乱れていた

 

また、五月病の中でも特に症状が重くなりやすく、うつ病にまで発展してしまう可能性が高い人は以下のような性格の方と言われています。

 

・真面目で几帳面
・責任感が強い
・一人で色々な事を抱え込んでしまう
・自分を表に出さない、おとなしい
・完璧主義
・他人との調和を重視し、気を遣いすぎてしまう

 

ストレスの発散方法を知っている方や、そもそもストレスの耐性のある方は上記のような
性格でも五月病を発症することは少ないと言われています。

 

【五月病の症状】
五月病の症状は、うつ病などの症状に似ていて、以下のような症状が見られる場合は五月病かもしれません。

 

精神状態
・なにもやる気が出ない
・悲壮感、憂鬱な気分がする
・不安感やイライラ感、緊張感が続く

 

身体的症状
・身体がだるい
・疲れやすい
・食欲がわかない
・吐き気がする
・眠れない
・頭痛がする
・肩こりがひどい

 

行動面
・消極的になる
・引きこもりがちになる
・身だしなみに気を使わなくなる
・落ち着きがなくなる

 

【予防のポイント】
五月病を予防するためには、ストレスを溜めない事が一番だとされています。
ご自身の好きな事をしたり、おいしい物を食べたりすることがストレス解消に繋がります。
また、運動や規則正しい生活を心掛けることが、五月病の予防には効果的です。

 

ポイント1
<趣味を続けよう!>
趣味がある方は、継続することをおすすめします。
運動をしたり、音楽を楽しんだり、ドライブや、料理などなんでも構いませんので、
ご自身の好きなことをしてストレス発散をしましょう。

 

ポイント2
<運動をしよう!>
精神的な疲労は、運動で肉体的な疲労に変えられると言われています。
精神疲労は数日の休息では回復しませんが、肉体疲労はたいていの場合、少し休息すると
回復していきます。
体が重だるいという感覚が何日も続くようならば、体を動かしてみましょう。

 

ポイント3
<体のリズムを整えよう!>
不規則な生活は、私たちが本来持っている体内リズムを乱すため、体の健康のみならず、心の健康も害しやすくなってしまいます。
また、パソコンや携帯電話、テレビのライトの刺激によっても体内のリズムが崩れる事がありますので、なるべく深夜までのお仕事や、携帯やパソコンなどに触れることは避けましょう。

 

【五月病はセロトニン不足が原因?】
五月病には、セロトニンという物質が大きく関係しています。
セロトニンとは、脳内にある神経伝達物質の事で、心身の安定や安らぎに大きく関係している物質で、このセロトニンが不足してしまうと、心身のバランスが崩れてしまって五月病の症状を引き起こしてしまいます。
ここで重要なのは、セロトニンは体内で作られていない物質で外から取り入れるしかないということです。では、どのようにセロトニンを作り出せばよいでしょう。
セロトニンを増やす方法は3つあります。
1. 朝起きたら日光を浴びる
2. 適度な運動をする
3. セロトニンの分泌を促してくれる食べ物を食べる

 

覚えておいて頂きたいことは、セロトニンという物質を食べ物から摂取することは出来ないという事です。セロトニンではなく、トリプトファンというセロトニンの分泌を促す成分を食べ物から摂取することは出来ます。
トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、セロトニン同様に体内で作られない為、食べ物を通してのみ、摂取が可能と言われています。
そして、トリプトファン以外にも必要な栄養素が2つあり、それは“ビタミンB6”と“炭水化物”です。
ビタミンB6も、セロトニン生成のために必要な栄養素と言われています。
そして、炭水化物は、トリプトファンを脳内に運んで、セロトニン神経を活性化させる働きを持っています。
そのため、五月病に有効な栄養素はトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物と覚えておきましょう。

 

【五月病の予防と対策に食事の見直しが有効!】
では、五月病の予防と対策に効果的な栄養素を多く含んだ食材をご紹介します。

 

まずは、トリプトファンを多く含んだ食事です。
・大豆製品
良質な植物性タンパク質が豊富な食べ物です。
豆腐や豆乳、納豆など大豆を加工した食品もおすすめです。
・乳製品
牛乳やチーズなどの乳製品全般です。
なかでもチーズが一番効率よくトリプトファンを摂取出来ると言われています。
牛乳からチーズへと加工する過程で、牛乳に含まれるタンパク質がぎゅっと凝縮されて
いるので、チーズは牛乳よりも効率よくトリプトファンを摂取することが可能です。
・ゴマ
ゴマにもトリプトファンが含まれています。
ご飯に少しゴマをふりかけて食べてみたり、おかずなどにもさっと振りかけてみるの
も良いと思います。

 

次は、ビタミンB6を摂るのに優れている食品です。
魚類、牛レバー、豚肉にビタミンB6は多く含まれています。
なかでもイワシやサンマ、カツオ、ニシン、タイ、マグロなどがおすすめです。
DHAやEPAを含む魚を食べれば、血液もサラサラになり脳の働きも良くなるそうです。
カツオはビタミンB6も含まれていますので、さらにおすすめですよ。

 

最後が炭水化物です。
主食となる、ごはん、パン、パスタ、イモ類を摂りましょう。
玄米や小麦麦芽が含まれているパンやパスタを摂るようにすると、炭水化物だけでなくビタミンB6も同時に摂れます。

 

さらに、ここで最もおすすめな食材はバナナです。
バナナには多くのトリプトファン、炭水化物、ビタミンB6が含まれています。
つまり、セロトニンを補ううえで必要な栄養素が全部とれてしまうという優れものです。
朝食時などにヨーグルトにバナナを入れて食べたりするのもおすすめです。

 

五月病を悪化させる原因の一つと言われているのが“低血糖”です。
低血糖は、怒りや不安など負の感情を起こし、五月病に似ています。
糖質を摂りすぎると身体のバランスが崩れて、精神面のバランスも崩してしまうことがあるのでお菓子の食べすぎやジュースの飲みすぎには気を付けましょう。

 

今月は五月病の対策方法と原因についてご紹介しました。
体と心に不調を感じた際には、無理をせずに食事をしっかり摂り、良質な睡眠をとったり、
ストレス発散などを心掛けましょう。
それでは、5月も皆様の毎日がキラキラしたものになりますように・・・。

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